- Notionのデータベースに付いているプロパティって何?
- いろんな種類があってどれを使えばいいか分からない‥
- プロパティの基本とプロパティの種類を詳しく教えて!
Notionのデータベース使ってみたけど、何だかうまく使いこなせないと思った事はありませんか?もしかしたらプロパティをよく理解してないことが原因かもしれません。
Notionのデータベースを使うならなくてはならないのがプロパティです。プロパティは、データを分類して整理しやすくするツールです。
notionのプロパティは全部で22種類あります。 それぞれのプロパティにはメリット・デメリットがあります。
データベースとプロパティを家具に例えてみると、、、
- データベース→引き出し付きのキャビネット
- プロパティ→それぞれの引き出しに貼るラベル
ラベルをつけてモノをカテゴリ分けすることで、必要な情報をすばやく見つけることができますよね。
さらに、Notionでは数や期限を集計・管理するのもかんたん◎
今までExcelやスプレッドシートを使ってできなかったことや時間をかけて設定していたことが、Notionを使うことによって一発で解決することも。
今回の記事では、Notionのプロパティの使い方や追加・変更の方法を具体的に解説します。
全部で22種類あるプロパティも、1つずつ使い方をチェックすれば理解しやすくなりますよ。
初心者の方でもすぐに活用できるように説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
Notionのプロパティを使いこなして、データ管理をもっと楽にしましょう!
「Nキャンバス」の むぎ です
- 2021年からNotionを利用
- Notion公式認定3つ全て取得
- Notion × スマホを便利に使うカスタマイズが得意
Notionをプライベートでも仕事でもフル活用。とにかく使い続けやすさを重視しています。Notionの学習・カスタマイズ時間は1000時間以上
このサイトでは、実際どうやって活用しているか具体的な使い方をシェアするよ
プロパティとは「データを分類するためのラベル」
プロパティは、データベースの情報を整理して、管理しやすくするためのものなんですよ。
例えば、家にあるような「ラベル付きの小物入れキャビネット」を想像してみてください。
家の引き出しに、モノの種類を表す
- 文房具
- 薬
- 書類
などのラベルを貼って分類しておくと、必要なもの(データ)をすぐに見つけられますよね。
Notionではデータを「文房具というラベルのデータが全部で10個ある」など数を集計したり使用期限順に並べたりもできるんです。
データベースとプロパティはセットで使う
Notionのデータベースには必ずプロパティを設定して使います。データベースとプロパティはセットで使うと覚えておきましょう。
下記の記事でデータベースの解説をしています。「データベースとは何ぞや?」という人はチェックしてみて下さいね。
プロパティの追加方法
Notionでプロパティを追加する手順をまとめました。
データベースの「+ 」をクリックします。
プロパティの種類を選びます。今回は「テキスト」を選びます。
新しいプロパティの名前を入力します。名前はデータベース内でそのプロパティを識別するためのものです。
必要に応じて、プロパティの詳細設定を行います。例えば、選択プロパティでは選択肢を設定できます。
これで、Notionでプロパティを追加する手順は完了です。プロパティを活用することで、データベースの管理がさらに便利になりますよ。
プロパティの変更方法
Notionは一度設定したプロパティを別のプロパティに変更することもできます。
変更したいプロパティの名前の上でクリックします。
プロパティの名前を変更したい場合、名前のフィールドをクリックして新しい名前を入力します。
プロパティの種類を変更したい場合、種類のドロップダウンメニューをクリックし、希望する種類を選びます。
プロパティの詳細設定を変更します。例えば、選択プロパティの場合、選択肢の追加・削除・編集を行います。
22種類のプロパティ一覧表
Notionで設定できるプロパティ一覧です。
プロパティ 種類 | メリット | デメリット | プロパティの 追加設定 は不要か | データが 自動で表示 されるか | 難易度 | 使う頻度 |
---|---|---|---|---|---|---|
入力がかんたん | テキスト型以外に変更できない・1つしか作れない | 不要 | 自分で入力 | 低 | 高 (必須項目) | |
どんな文字列も入力可能・ 汎用性が高い | フィルタを かけづらい | 不要 | 自分で入力 | 低 | 高 | |
数値計算や 比較ができる | テキスト等を 入力できない | 不要 | 自分で入力 | 低 | 中 | |
カテゴリ分けが簡単 | 1つの選択肢しか選べない | 必要(選択肢の設定) | 自分で入力 | 低 | 高 | |
複数の選択肢が選べる | 選択肢が多いと管理が煩雑に | 必要(選択肢の設定) | 自分で入力 | 低 | 高 | |
ステータスごとに集計できる | 1つの選択肢しか選べない | (手動変更も可) | デフォルト設定あり自分で入力 | 低 | 中 | |
日付や日時を 入力できる | 曜日が表示 できない | 不要 | 自分で入力 | 低 | 高 | |
Notionのユーザーを指定できる | ワークスペースに入っている人しか指定できない | 不要 | 自分で入力 | 低 | 中 | |
簡単に画像やファイルがアップロードできる | 無料だとサイズ制限がある | 不要 | 自分で入力 | 低 | 中 | |
ワンクリックで切り替えできる | ONまたはOFFしか選択できない | 不要 | 自分で入力 | 低 | 中 | |
リンクを短縮して表示できる | 用途が限定的 | 不要 | 自分で入力 | 低 | 低 | |
連絡先管理に 便利 | 用途が限定的 | 不要 | 自分で入力 | 低 | 低 | |
連絡先管理に 便利 | 用途が限定的 | 不要 | 自分で入力 | 低 | 低 | |
他のプロパティを参照して表示できる | 数式の設定に知識が必要 | (数式の設定) | 必要自動表示 | 高 | 高 | |
データベースを参照できる | 使い方に知識が必要 | 必要(関連データベースの設定) | 自分で入力 | 中 | 高 | |
リレーション先の他のデータを取得・集計できる | リレーションがあるときしか使えない | (集計方法の設定) | 必要自動表示 | 中 | 低 | |
作成日時を 自動記録できる | 手動での変更ができない | 不要 | 自動表示 | 低 | 低 | |
作成者を自動記録できる | 手動での変更ができない | 不要 | 自動表示 | 低 | 低 | |
最終編集日時を自動記録できる | 手動での変更ができない | 不要 | 自動表示 | 低 | 低 | |
最終編集者を自動記録できる | 手動での変更ができない | 不要 | 自動表示 | 低 | 低 | |
複数の動作をワンクリックで 自動化できる | 設定できる内容は限定的 | 必要(アクションの設定) | プロパティ内にデータ表示しない | 中 | 中 | |
データベース内の各アイテムを自動採番できる | 手動で番号の書き換えができない | (IDの文字列パターンの設定) | 必要自動表示 | 低 | 低 |
難易度★
:まず使って欲しい7つのプロパティNotionのプロパティの種類は22種類ありますが、最初から全て使いこなそうとするのはおすすめしません。
最初のうちは使い方の難易度が低く、かつ今後も使う頻度が高めの7種類に絞ってNotionを使って見ましょう。
タイトル
タイトルプロパティは、データベースの中で各エントリーの名前や見出しを設定するためのフィールドです。 このプロパティは1つのデータベースに必ず1列のみ存在し、削除することはできません。
タイトルプロパティを使うことで、各エントリーを簡単に識別できます。 例えば、プロジェクト管理データベースでは、各プロジェクトの名前をタイトルプロパティとして設定します。 これにより、どのプロジェクトについての情報か一目でわかりますよね。 また、タイトルプロパティを使って各エントリーの詳細ページを作成し、情報の整理とアクセスを便利にすることもできますよ。
テキスト
テキストプロパティは、自由にテキストを入力できるフィールドです。 メモ、説明文、コメント、追加情報など、さまざまな用途に使えます。
例えば、顧客管理データベースでは、顧客の名前や連絡先、特記事項をテキストプロパティとして記録します。 プロジェクト管理データベースでは、タスクの詳細な説明や進行状況のメモとして利用できます。 テキストプロパティはシンプルで使いやすく、他のプロパティと組み合わせることでデータの管理が柔軟に行えます。
数値
数値プロパティは、数量や金額、スコアなどの数値データを格納するためのフィールドです。 計算や統計に使用でき、データの集計や分析が簡単になります。
例えば、売上管理データベースでは、各商品の売上金額や数量を数値プロパティとして記録できます。 これにより、売上の合計や平均、最大値や最小値などを瞬時に計算できますよね。 また、数値プロパティは、タスク管理データベースで優先度や進捗度を数値で表す際にも便利です。
セレクト
セレクトプロパティは、あらかじめ設定された選択肢から1つを選ぶ形式のプロパティです。 カテゴリ分けやステータス管理に最適です。
例えば、タスク管理データベースでは、タスクのステータス(未着手、進行中、完了)を選択プロパティとして設定できます。 これにより、タスクの進捗状況を簡単に把握し、管理できますよ。
選択プロパティを使ってデータをフィルタリングしたり、並び替えたりすることで、必要な情報にすぐにアクセスできます。
マルチセレクト
マルチセレクトプロパティは、複数の選択肢を選べる形式のプロパティです。 タグ付けや複数の属性を持つ項目の管理に便利です。
例えば、プロジェクト管理データベースでは、プロジェクトに関連するタグをマルチセレクトプロパティとして設定し、複数のタグを付けることができます。 これにより、プロジェクトをカテゴリごとに整理しやすくなり、関連する情報を素早く見つけることができます。 また、ブログの投稿データベースでは、各記事に対して複数のタグを付けることで、特定のテーマやトピックに関連する記事を簡単に検索できます。
日付
日付プロパティは、日付や日時を入力できるフィールドです。 スケジュール管理や締め切りの設定に最適です。
例えば、プロジェクト管理データベースでは、各タスクの開始日や締め切り日を日付プロパティとして設定できます。 これにより、プロジェクトのスケジュールを視覚的に管理し、期限を守るためのリマインダーを設定することも可能です。 また、日付プロパティを使ってカレンダービューでデータを表示することで、予定の見通しが良くなり、計画的に作業を進めることができますよ。
チェックボックス
チェックボックスプロパティは、タスクやアイテムの完了状況を管理するための真偽値(True/False)フィールドです。 タスクの進捗を視覚的に追跡するのに最適です。
例えば、To-Doリストでは、各タスクにチェックボックスを設定し、タスクが完了したらチェックを入れます。 これにより、完了したタスクと未完了のタスクを一目で区別でき、作業の進行状況を簡単に把握できますよね。 さらに、チェックボックスプロパティを使ってデータをフィルタリングすることで、未完了のタスクだけを表示することも可能です。
各プロパティを効果的に使うことで、Notionのデータベースをより活用しやすくなり、情報の整理と管理が容易になります。 目的に合わせてプロパティを使い分けて、効率的なデータベース運用を目指しましょう。
プロパティを選ぶ・使うときの注意点
プロパティを適切に選ぶことは、Notionでのデータ管理を効率的かつ効果的に行うための鍵です。
プロパティは、データの種類や使用目的に応じて適切に選ぶことで、データベースの利便性を大きく向上させます。
まずは基本的なプロパティに慣れ、それからより高度なプロパティへと進んでいきましょう。 ここでは、プロパティ選びの具体的なポイントについて解説しますね。
注意点① 自動で入力されるデータと手動入力のデータに分かれる
プロパティには、自動で入力されるものと手動で入力するものがあります。 自動で入力されるプロパティは、作成日時や最終更新日時、作成者などがあり、これらは自動的にデータを記録してくれるため、手間が省けますよ。 一方、手動で入力するプロパティは、タスクの名前や期限、優先度など、ユーザーが直接入力する必要があります。 これらをうまく使い分けることで、データの管理がスムーズになりますね。
例えば、タスク管理をする際には、タスク名や期限を手動で入力し、タスクが作成された日時や誰が作成したかを自動で記録するように設定することで、情報の把握が容易になります。 これにより、手間を減らしつつ、必要な情報をしっかり管理できますよ。
注意点② 慣れてきてからリレーションや数式を使ってみる
基本的なプロパティに慣れてきたら、次のステップとしてリレーションや数式プロパティを活用してみましょう。 リレーションプロパティは、異なるデータベースをリンクすることで、データの関連性を持たせることができます。 これにより、例えばプロジェクト管理データベースとタスク管理データベースをリンクさせることで、各プロジェクトに関連するタスクを一目で確認できますよ。
数式プロパティを使えば、データの計算や条件による表示を行えます。 例えば、タスクの期限が近づいたら自動で「期限が近い」と表示させたり、売上データから自動で合計金額を計算したりできます。 これにより、より高度なデータ管理や分析が可能になりますね。
注意点③ 必要以上にプロパティを増やしすぎない
プロパティは必要以上に増やしすぎないよう注意をしましょう。
Notionを使い始めの頃は、ついプロパティをどんどん追加しがちです。しかし、プロパティが増えれば増えるほど管理が複雑になってしまうことも。
全てのデータにある情報ではないけれど、必要、という場合はテキストプロパティで「メモ」などの名前でひとまず書いておける場所を作るのもおすすめ。
一旦メモに書いておいて、時間が経って「やっぱりこのプロパティは独立させた方が良いな」と思ってから追加するようにすると、必要以上にプロパティを作りすぎることもありません。
特に最初のうちはプロパティを必要以上に追加しすぎないよう注意して、使ってみることをおすすめします。
まとめ:プロパティを使ってデータを見やすくしよう
Notionのプロパティを効果的に使うことで、データベースの使い勝手が向上し、情報の整理がしやすくなります。 まずは基本的なプロパティから始めて、徐々にリレーションや数式などの高度なプロパティを活用してみましょう。 そうすることで、より便利で効率的なデータ管理が実現しますよ。
プロパティを使うことで、データベースの情報をより見やすく整理できます。
初心者でも使いやすい7つのプロパティから始めて、慣れてきたらリレーションや数式など高度な機能も試してみましょう。
これにより、Notionでのデータ管理がさらに便利になり、効率的に情報を活用できるようになります。
プロパティの効果的な使い方を学び、自分のニーズに合わせたデータベースを構築しましょう。プロパティを上手に活用することで、情報の整理が簡単になり、日々の作業がより効率的に進むようになります。
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